カタリコは、ハンディキャップのある人、ハンディキャップのない人の間にあるボーダーをこえて、ライフデザインを応援していく雑誌です。
「わたしは何ができるんだろう?」。
ふと心に問いかけるとき、背負っているものや時代や国籍が違っても、老若男女みな同じところに立っています。
一人ひとりの「できること」。
そこには、小さくてもかけがえのない物語や、未来の可能性が隠れているのかもしれません。
それらを大切に拾い集めていけば、いずれ人と人の間に共感が生まれる。
そんな願いをこめてこの雑誌をつくりました。
カタリコ Vol.1/spring/2010 定価1080円(税込)
ISBN 978-4-904932-00-1 C9477
アートディレクター
一部販売店でお取扱いもしております。お取扱いショップはこちら
美術家 森村 泰昌氏推薦!
「美しい」ってなんだろう。
美しい花、美しい人、美しい心、美しい絵。世の中には、ホントにいろいろな「美しい」がある。
しかしこんなことは言えると思う。
「美しい」ことは楽しいことではあるが、しばしば心底悲しいことにもつながっている。
カタリコは、そんな広く深い美の領域に触れようとしている。
カタリコとともに、みんなで考えよう。
美しいってどんなことなの?
特集:芸術とライフヒストリー
ひとの記憶を残すこと―姫崎由美さんとポートレイト写真
口筆画家クラウス・スパーニさん
太鼓の音とコミュニケーション―ポンタの会と目黒塾の挑戦
ココ・ファーム・ワイナリーのこころみ
はじめてのボランティア―マラソンの伴走者
プライベート美術館探訪
アートを街へ―エイブルアート・カンパニーの活動
海外レポート―英国での出産体験 大野 陽子
土の物語
土と共にあるよろこび―INAXライブミュージアム館長 辻孝二郎さんに聞く
土を満喫しよう!―土・どろんこ館とINAXライブミュージアム
土で再生する―ポーランドの施設、粘土団子で環境教育
土を食べる―フランス料理「ヌキテパ」の土料理
土を着る―幻の泥染め、黒八丈
私が大切にしてるもの― 第一回 楊さんのお散歩
CINEMA 「ぜんぶ、フィデルのせい」(ジュリー・ガヴラス監督)
BOOKS 「みんな帽子をかぶってた」「ミミズのおっさん」「八郎」
ESSAY 『私たちは、星くずからできている』ってほんとですか? 田原 譲
街のかたすみで―おだんご地蔵