先週、6月17-18日と、アルプスを抜けて山梨まで行ってきました。カタリコVol.2のプレ取材のためです。
猛暑の中、甲府にある山梨県立美術館を訪れました。この美術館では、2002年から
「みなび(みんなでつくるびじゅつかん)」という誰でも参加できるアートの展覧会を
開催しています。様々な人が協力して作品制作を行うワークショップやイベントも
行っています。誰でも参加できる、というのは、障害のある人もそうでない人も、プロでも
アマでも、子どもでも大人でも、誰でもです。
ワークショップのコンセプトや、運営が付近のパン屋や印刷所などのボランティアによって支えられているという話を教えてもらいました。
ここは、美術館の建物もひろびろとした大きなアトリエがあるなど設備がすばらしいのですが、庭がとてもよいのです。大きな木々のある森や丘に、存在感のある彫刻が配置され、散歩しながらアートを楽しむことができます。とても暑い日でしたが、木陰を散歩している人をちらほら見かけました。
近所にこんな森があったら、毎日通ってしまうなあ、と思いました。
甲府市民がうらやましい。
ところで、編集部塔野は甲府を訪れるのは初めてだったのですが、車で走っていると
この辺りはブドウ、桃、さくらんぼなどの果樹園だらけで、不思議な眺めでした。
田んぼや大根などが植えられた畑の田園風景を見慣れていたので。
ちょっとした異国気分を味わえて、嬉しかったです。